コンミテータのゆくえ〜コンミテータがモーター生産の現場でどのように組み付けられるのか?〜
以前の記事で、「そもそも整流子・コンミテータとはなにか?」(記事リンク)という説明をしましたが、今回は私達が生産したコンミテータが、お客様であるモーターメーカーでどのように組み付けられ、モーターという機械に仕上がっていくかをご紹介したいと思います。
直流モーター製造プロセス
動画内冒頭から写っている銀色の円筒形の物体がコンミテータです。
冒頭の作業はフックタイプのコンミテータで、モーターの回転子(ローター)の製造工程になります。
フック1本1本に対して、ローターに取り付けられた鋼板を束ねた鉄心とともに銅線を巻き付ける、いわゆる巻線作業が行われている様子です。
この銅線が鉄心に巻きつけられることで、コイルとして作用し、コンミテータから受け取った電流によって磁界を発生→固定子(ステータ)の磁界との作用によりモーターが回転する。というプロセスになります。
交流モーター製造プロセス
番外として、整流子を使わない交流モーターの製造プロセスをまとめた動画もご紹介します。
見えないけれども、社会になくてはならない製品を作っています。
一度モーターやみなさんが手に取る製品として組み上がってしまうと中々目にすることのないコンミテータですが、直接目の触れないところで、私達の製品は広く世界で回っています。